32: :2014/04/08(火) 04:13:21.67 ID:
どう答えたらよかったのかわからないけど 
「そうですね。もうすぐ梅雨ですよ。」 
と、適当な返事をした。 

「梅雨、、?」 

そんな感じに聞いてきた。 
今考えるとこれも不思議だが、その時は酔ってたのもあってか 
「雨が沢山降る季節の事ですよ。」 

みたいな感じで答えてしまった。 

女の子は少し笑顔で頷いてた。 

雨も、大降りから小雨になって、 
そろそろ帰ろうかとした時 

「あの、信じてもらえますか?」 

女の子が聞いて来た。
36: :2014/04/08(火) 04:20:07.52 ID:
いいね
37: :2014/04/08(火) 04:25:57.81 ID:
「ん?なんですか?」と、聞くと 

「信じてもらえますか?」とまた聞かれた。 

「信じるか信じないかは聞いてみないとわからないですよ笑」 

そう言うと女の子が食い気味に話してきた。 

「私は、あなたが住む世界とは別のところから来たんです。 
来た。というよりは、戻り方がわからなくなった。というか、とにかく別のところから来ました。」 

やばいぞこの人きっとやばい人だ! 
そんな危険信号を俺の脳みそは送ってたと思う。 
でも、ピンチの時こそ冷静になるもんなんだね人間て。 
とりあえず 

「どういうことですか? 
それに、そんな事をなんで俺に。」 

と、聞いてた。 
すると、女の子は 
「初めてこの公園に来た時に、あなたが座っていて、あまりに綺麗な音を聞かせてくれたから、話したくなったんです」 

そう言われた。 

信じられるわけがなかった。
38: :2014/04/08(火) 04:35:28.89 ID:
小雨も少しずつ弱まって 
屋根からポトポト雨音だけがしてるそんな空間。 
俺はいち早く逃げたかった。 

「今の話は、とりあえず信じられないですよ。
それに、もう今日は時間も時間ですし帰ります。」 

また、言い放って、走った。 
変な人にあってしまった。 
何も考えずに、公園を出ようとしたその時 

「今日も素敵な音をありがとう。」 

と、女の子が言った。 

振り返っては駄目だ。と思ったけど 
少し振り返ってしまった。 

屋根の下に佇む女の子は少し悲しそうな顔をしてた。 

走った。 
途中、ついてきてないか確認の為に何度か振り返ったが、大丈夫な様だった。 

その日は、もう何も考えずに寝た。 
歓迎会の疲れもあってかその翌日の休みの日も夕方まで寝てしまった。
41: :2014/04/08(火) 04:46:55.44 ID:
起きて、俺は昨日あったことを 
自分なりに整理した。 

仮に、百歩譲って女の子がこの世界の人ではなく、別のところから来たと仮定した。 

そういえば、戻り方がわからなくなったと言ってたな。 
大丈夫なのかな。 

そう考えると、昨日の俺の態度はどうだろう。 
俺がもし、この世界の人ではなく別のところから来た人で、戻り方がわからなくなっていたらどうだろう。 
どれだけ心細いだろう。 
信じないって言ってしまったなという後悔の感情がぐるぐるまわる。 

そんな事をずーっと考えてたと思う。 

気付けば夜になってた。 

俺は、一言あの女の子に謝りたかった。 

とりあえず、またギターをもってあの公園に行く事にした
42: :2014/04/08(火) 04:50:48.02 ID:
もう、居ないだろうな。 
あんな言い方してしまったし。 

でも、これで居なくなっていた方がいいのかもしれない 
そんな事も考えた。 

だって、俺には何も出来ない。 
どうする事も出来やしない。 

こんな不安な気持ちであの公園に行くのも、初めてだな。 
こんな呑気な事も考えてた。 


公園に入ると 
居た。 

今日は空をずっと見てる。 
砂場に足を踏み入れた時に、女の子が俺の事に気付いた。
43: :2014/04/08(火) 04:58:03.11 ID:
結局信じたのか。やばい人だと思ってたんじゃ無かったの?
44: :2014/04/08(火) 05:02:04.67 ID:
女の子は俺に気付くと 
ニコッとして会釈をした。 

不意に、かわいい。と思った俺はどこまでもクズだ。 
今度は、俺の方から歩み寄る。 
「こんばんわ。飽きないですか?この公園。」 

と、俺が言うと 
「見渡す限りの空で、綺麗です。」 
と、女の子は言った。 
謝らなきゃ。 
謝れ早く俺。 
「この前はごめんなさい」 
口を開いたのは、女の子の方だった。 
「いえ。なんだか、僕も急な事だったので焦ってしまって逃げ出してしまってごめんなさい。」 
そう言った。 
俺はどこまでも卑怯だ。 
いつも相手の出方を待ってから何かアクションする。 
自分を殴ってやりたかった。 
でも、せめて、信じてみようと思った。 
その女の子のいろんな事を踏まえた上で 
「行く場所がないんですか?」 
そう聞いてみた。 
すると 
「いえ、戻り方がわからなくなってしまっただけです。 
姿形はこの世界から消す事ができるんです。 
だから、心配しないでください。」 

女の子はそう言った。 
少し、強がっているようにも見えた。
45: :2014/04/08(火) 05:07:07.39 ID:
宇宙人とか出てこないの
46: :2014/04/08(火) 05:18:45.46 ID:
「じゃあ、どうしてこの公園にいつも、居るんですか?」 

そう聞くと 
「、、、。」 
黙り込んでしまった。 

姿形を消す事ができる。 
別の世界から来た迷い子の女の子。 

やっぱり、信じ難い話だ。 

沈黙の後 

「わたしが来た場所は、私の部屋からで、元々そういう類の別の世界に行けるという方法を試すということに興味があって、ずっと試していました。 
ある日、なんのタイミングかでそれが成功してこちらに来てしまいました。 
でも、戻り方まではわからなかったんです。 
ですが、姿を消すということは、できます。」 

そう言った。 

その他、女の子はいろんな事を話してくれた。 

日本人だということ 
あっちの世界には緑という色が無いということ(葉桜の葉の色を指差しながらこの色は初めて見たといった) 
あっちでは車がない。 
ギターという楽器もない。 
そして、雨が降らない 

他にも沢山の事を話してくれたがこれらが特に印象的だった。
47: :2014/04/08(火) 05:27:14.14 ID:
女の子の話をずっと聞いていた。 

あたりが薄明るくなってきた頃だった 

「私は、そろそろ消えなくちゃ。」 
そう言った 

その瞬間、女の子の輪郭が少しずつ消え 

「また」 

と言ってすーっと消えていった。 

俺はスズメの鳴く公園でしばらくタバコ吸いながら考えた。 
いや、ぼーっとしてたと思う。 

消えた瞬間をこの目で見てしまったから。 
もう信じるしかなかった。 

日曜日 
もやもやした気持ちだけを抱えて歩いて公園から帰ったのを覚えてる。
48: :2014/04/08(火) 05:30:32.39 ID:
すみません。仕事がありますので 
少しだけ寝ます。 
また、昼休みにスレが残ってたら続き書きます。 
おやすみなさい。
49: :2014/04/08(火) 05:35:53.81 ID:
さっき夢見て起きたんだが 
死の世界あったら20歳くらいで内臓の病気かなんかで死ぬ方がお得だよな 
その世界ではお年寄りが多くて中には 
肉片だけの人とかいた 
交通事故かなんかだと思う
50: :2014/04/08(火) 05:39:23.66 ID:
続き楽しみにしてますよ~
52: :2014/04/08(火) 06:16:09.84 ID:
車がないんならこっちで初めて見たときはやっぱり 
「うぉっ!鉄のイノシシ!?」 
とか言っちゃったのかなぁ
55: :2014/04/08(火) 07:07:49.46 ID:
夜の公園には化粧したオッサンいるときあるよな 
あれも平行社会から来たんだろうな
58: :2014/04/08(火) 08:40:00.79 ID:
なんかよくわからんがキュンとした
59: :2014/04/08(火) 08:47:41.75 ID:
おはようございます。 
9時から仕事なので書けるところまで書いておきます。 



俺はもやもやした気持ちを引きずったまま家に帰る。 
メシも喉を通らない。 
ずっとあの女の子の事を考えていた。 
もし、あの公園にずっと居続けて 
あの時間帯にしか現れられなくて 
俺にしかこっちの世界の人に出会ってないのなら 
俺に何かできることはないか 
でも、俺は生まれてこの方この手のオカルト話を信じた事も体験したこともないので如何せんどうすればいいのかわからない。 

なんだか心配になってきて 
夜、また公園に行こうと思った。 
明日、仕事なのに。
61: :2014/04/08(火) 10:28:40.19 ID:
保守
62: :2014/04/08(火) 10:29:28.88 ID:
深夜、また俺は公園へ向かった。 
女の子はベンチに腰掛けて空を見ていた。 

でも今日は、様子が違った。 
春の風と一緒に、女の子がシクシクと泣いてる声が俺の耳に入ってきた。 

やっぱりそうだ。 
あの時も、きっと強がってたんだ。 
別の世界から来たと言えど、女の子。 
1人は寂しいに決まってる。 
ましてや、世界に一人ぼっち。 
この寂しさを、こっちの世界の誰がわかるだろう。 

俺はなんだか、いても立ってもいられなくなって、女の子に近づいた。 

女の子はこちらに気付くと、急いで涙を拭いて何もないフリをした。 
おれは無言で隣に座った。 

「大丈夫ですか?」と聞いてみた。 

「はい。」と頷く。 

俺はもう出来ることなら協力したい。 
そう思ってた。 

「僕なんかでは、力になれないかもしれないけれど、出来る事があれば言って欲しい。」 

そう言うと、少しの沈黙後 

「、、、、たい」 

と言われた。 
よく聞き取れなかったので聞き返すと、 

「向こうに帰りたい!!!!!」 

と泣きながら叫んで、抱きつかれた。 

俺はびっくりしながら、女の子を必死になだめた。
65: :2014/04/08(火) 10:41:32.79 ID:
俺も公園いけば!?
69: :2014/04/08(火) 11:04:47.23 ID:
戻る呪文か何かがあるんじゃないか? 
リテ ラトバリタ ウルスとかなんとかかんとか
72: :2014/04/08(火) 12:13:55.71 ID:
保守してくれた、皆さん。 
そして、フィクションだと思っても、見てくださってる方々 
ありがとうございます。 
フィクションではないのですが、見てくれてるだけでもありがたいです。 
質問等は、話が終わった後に。 
昼休みになったので 

続き書きます。 



続き 
 去年の春に出会った変な女の子の話書いてく 【3】 






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