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:2014/04/08(火) 02:25:50.60 ID:
立ったら
3:2014/04/08(火) 02:32:43.78 ID:
誰も見てなくてもいいや。
成仏させたい話だし
長くなるし、暇な人やお時間ある人よければ

去年の春。
ちょうど、今のこの時期ぐらい
桜も葉桜になってた。

俺はこの時期が大好きで
春ともいわず、夏ともいえない
なんだか、ふわふわ浮いていられるようなこの時期が大好きで。
よく夜中に1人出歩きたくなる時あるでしょう?
その日も、そんな気分だった。
4:2014/04/08(火) 02:34:43.62 ID:
見てるよ
7:2014/04/08(火) 02:40:39.01 ID:
俺は、昔からギターをやっていて
やっているといっても、そんなに上手くもないギターだけど、弾き語りくらいはできた。

だから、その日もいつもの公園まで歩いて行って
ギターを弾こうと考えたんだ。

多分、夜中の1時くらいだったと思う。

公園までの道のりを、タバコを吸いながらふらふらと1人歩いてた。
少し、冷たいくらいの風が気持ち良い。

公園について
自分に酔いしれながら
アルペジオをポロン、ポロンと鳴らしながら空を見てた。
15分くらい経った時かな。

反対側のベンチに人がいるのが見えた。
10:2014/04/08(火) 02:48:07.21 ID:
初体験の相手忘れられない気持ちは分かる
11:2014/04/08(火) 02:50:10.24 ID:
見てくださってる方々、ありがとうございます。
なんか、まとめサイトとか見てるとこういうのよくあるから、俺、友達あんまいないし、話しても信じてくれないし、どうせだったらここに書いておこうかと。
まとめてもないし、スレ立てるの自体初めてなので、遅いです。
その辺ご容赦下さい。

続き

俺は、自分に酔いしれていた為、中々気づかなかった。
ベンチとベンチの距離は20メートルくらい。
それに、こんな時間に公園に人がいること自体、俺の住んでるとこではありえないくらいの事だった。

やべっ!と思った俺はギター弾くのをやめて
そのまま、焦ってないよ風な演技をしながらタバコに火をつけた。

目線をなるべく合わせないように
ずっと空を見てた。
月が本当に綺麗な夜だった。
タバコも燃え尽きかけて、消そうと携帯灰皿を取った時に、ちらっと反対側のベンチを見てみた。

さっき反対側に座っていた人が、こっちを見てた。
13:2014/04/08(火) 02:56:56.42 ID:
ほうほう
14:2014/04/08(火) 02:58:19.08 ID:
怖い。

率直に思った感想だった。
暗い公園なので、相手が何者なのかわからない。
男性なのか、女性なのか
歳もわからない。

ただ、シルエットで、こっちを見ている事はわかった。
その時、公園の電灯がやんわり明るくなっていった。
猫でも通ったのだろう。

俺がよく行くその公園の電灯は、センサーが付いているやつっぽくて、人や物が動いたりすると、やんわり明るくなるシステムの電灯だった。

なんでこんな時に電灯が付くんだよ!
存在感のない俺がいつも公園に入った時は電灯も付かないのに。。。

向こう側がよくみえる。

ベンチに腰掛けてこちらを見ていたのは
なんと、女の子だった。
15:2014/04/08(火) 03:07:41.33 ID:
えーーー。。。
身構え、戦闘態勢に入っていた俺は拍子抜けした。

でも、よく考えろよ俺。
こんな時間に、こんな周りが田んぼだらけの公園で、何してるんだ?

少しだけ、またちらっと女の子の方を見てみた。

向こうもこちらを見てる。まだ見てる。

年齢は恐らく20代前半だろうか。
小柄で
服は白いシャツと
黒いズボン

第一印象は、OLって感じだった。

なんで?なんでこんな時間に女の子が?
変な事件でも巻き込まれなければいいけど。
それとも、もう巻き込まれた系か?

今日はもう怖いしさっさと帰ろう。明日も仕事だし。

そんな事を考えていると

「こんばんわ。」

女の子が話し掛けてきた。
16:2014/04/08(火) 03:19:02.30 ID:
「寒いですね。」

続けて話し掛けてきた。

俺は、もう正直帰りたかったし、怖いしで、
「そうですね」

素っ気ない返事をしたと思う。

ギターをしまいながら、少しの間、沈黙が続いた。

ギターをしまい終わった頃

「それはなんですか?」

と、その女の子が話し掛けてきた。

その時も話し掛けられた事にテンパった俺は
「これは、ギターです。」
と、国語の教科書みたいな返答をした。

俺はある事に気付いた。

ギターを見たことないのか。

これがギターであることくらいはわかるはずだよな。

なんでそんな事聞いてくるんだ?

不思議だった。
18:2014/04/08(火) 03:27:21.08 ID:
「ギター?」
と、疑問気味に女の子が聞いてきたと思う。

「そうです。」
また、教科書みたいな返事をしてしまった。

もう帰りたかったので続けざま
「今日は、もう遅いので帰ります。
夜ですから、あなたもお気をつけて。」

と、言い放つ様にしてその場を去った。

振り返って、少し早歩き気味に公園を出ていると

「ありがとう。素敵な音。」
と、女の子が言った。

今思えば、ありがたい言葉だ。
でも、その日はそれさえも怖かったので

無視して帰ってしまった。

その日から、俺は深夜の散歩を少しやめるようになった。
仕事も年度初めで、忙しくなっていたし
気付けば、あの女の子に出会ってから
公園に行かなくなって二週間くらい経とうとしていた。
19:2014/04/08(火) 03:35:08.94 ID:
二週間くらい経とうとしていて、女の子の事を忘れかけていた金曜の夜

その日は新入社員の歓迎会で
俺はいつもよりお酒も入り、ほろ酔いでかなりいい感じになってた。

ギター弾いてる人ならわかると思うけど、酔うと、ギター弾きたくならない?

その日も、そんな気分だった。

俺の住んでる所は、ギターを弾くと、近所迷惑になるので公園でギターを弾くしかなかった。

俺は、あの女の子の事などすっかり忘れてて、気付けば歩いて公園に向かってた。

確か、その日は曇ってて
雨の降る前の匂いがしてた。

いつものベンチに、缶コーヒーと、タバコ置いて
また、アルペジオで大好きなスピッツの曲を弾いてた。
20:2014/04/08(火) 03:41:54.14 ID:
ほうほう、、
23:2014/04/08(火) 03:52:07.78 ID:
バスの揺れ方で人生の意味が
わかった日曜日~
スピッツの運命の人という曲を弾いてた時だったと思う。
サビに入ろうとした時に、
反対側のベンチに人が座っている事に気付いた。
「うわっ!」
とっさに、言ってしまった。
人がいたのかよ。。
また、そんな事を考えてた時だったと思う。
「こんばんわ。」
この一言で、俺はあの日の夜の事を思い出した。
ほろ酔い気分もすっかり醒めて
またテンパってた。
あの女の子だった。
「ど、どうも!」
こんな感じだったと思う。
「覚えてますか?」と女の子が聞いてきた。

俺「覚えてますよ。今日も、お散歩ですか?」
と、聞いてみた。
すると
「そんな感じです。」と女の子は言った。
とりあえず、変な人とかではなさそうだな。
俺も、勘ぐりすぎてたのかもしれない。
俺「こんな夜中に、1人で歩いてたら危ないですよ?
変な人も多いですし」
女の子「ご心配ありがとうございます。
でも、この季節ってなんか出歩きたくなっちゃいますよね。」
こんな他愛もない会話をしたと思う。
うろ覚えですまない。
少しだけ、沈黙が流れて
今度は俺から聞いてみた。
「この辺に住んでるんですか?」
そう聞くと、女の子は少し黙って
「反対です。」
そう答えた。
28:2014/04/08(火) 04:03:11.72 ID:
反対、、?

反対ってなんだ。
意味がよくわからなかったが、あまり詮索することはやめた。

「そうなんですね。」
と、適当に返事を返した時に、雨が降りはじめた。

それと同時に
「雨ですね。」
と、女の子が言った。
俺たちは、仕方なく公園のトイレの屋根で雨が上がるまで待つ事にした。

沈黙。窮屈すぎるほどの沈黙。
雨のせいもあってか、息苦しい。
そういえば、女の子の顔をちゃんと見た事がなくて
ちらっと見てみた。
横顔だけだったけど
黒い短かめの髪に
小顔で、鼻筋がすーっと通った
綺麗な顔立ちだった。

美人な子だなーとか思ってたら

「雨の音。好きです。」

女の子が言った。
32:2014/04/08(火) 04:13:21.67 ID:
どう答えたらよかったのかわからないけど
「そうですね。もうすぐ梅雨ですよ。」
と、適当な返事をした。

「梅雨、、?」

そんな感じに聞いてきた。
今考えるとこれも不思議だが、その時は酔ってたのもあってか
「雨が沢山降る季節の事ですよ。」

みたいな感じで答えてしまった。

女の子は少し笑顔で頷いてた。

雨も、大降りから小雨になって、
そろそろ帰ろうかとした時

「あの、信じてもらえますか?」

女の子が聞いて来た。
36:2014/04/08(火) 04:20:07.52 ID:






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